2015/08/06 11:02

よく、日焼け止めはこまめに塗ってとか、虫除けもこまめにスプレーしてって言いますよね。
ではどのくらいの頻度で?

日焼けには、肌用はSPFとかPAが表示されていますよね。
実は、これは日焼け止めのUV効果のパワーだと思っている方が多いですが、そうではありません。

SPFはUV効果の持続時間の目安。
主にUV-B(紫外線B波)の防止効果を表す目安の数値です。
紫外線が当たってから日焼けしてしまうまでに、約15分~20分と言われています。それをたとえばSPF30なら30倍遅らせることができるという意味。

個人差があるから、日焼けまでに10分の人と20分の人では、同じSPFでも持続時間が違うんですよ。

10分の人だと、SPF30で 
10*30=300分に延長できる。

20分の人だと、SPF30で
20*30=600分に延長できる。

でも、日焼け止めを塗ったからといって100%紫外線が防げているわけではないんです。
軽減できるというもの。

実際にSPF数値を検査するときって、2mg/cm2塗るんです。
クリップ日本化粧品工業連合会の測定基準
これって、イメージしにくいけど、こんな感じかな、1g/5cm2ですね。




1gの我が製品。

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5cm2です。

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塗ると、乗り切らないほど山盛り。

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いかがですか?
こんな状態では、日焼け止めしても全身に塗ったら身動き取れないですよね。
のばしますよね?

延ばすということは、SPFの効果継続時間も短くなるということです。

だから、実際にはもっとこまめに塗らないとなんです。

あと、PAは、UV-A(紫外線A波)の防止効果を表す目安の数値です。+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示します。++++、+++、++、+の4段階があります。

まあ、A波もB波もどちらか片方だけということなないから、最近はSPFだけ検査表示している商品が多いかな。

検査にも、かなりのコストがかかりますからね。

ちなみに、弊社アロマエキス&アロマオイルミルクローションは、検査は今後の課題なんです。
Zin Clear IM®というサンケアの原材料は入ってますよ。
SPFを表示している日焼け止めにも多い酸化亜鉛を配合しています。

そして、虫除け。
こちらは、虫が嫌うアロマを配合しているの。殺虫成分ではありません。
あくまでも、香りで虫が近寄りにくくするというもの。
弊社のオーガニックアロマエキスは、三島の落合ハーブ園で作っていて、畑に行った時も、山の中なのに、蚊がいなかったな。
それだけ、オーガニックハーブは香りが強いそうですよ。
雑誌Hanakoにも2,3倍香りが強いとか書かれていました。

香りなので、いずれはなくなってしまいます。だから、こまめに塗ったほうがいいの。

目安としては、数時間。2時間くらいかな。
SPFの数値表示できないけど、アロマの持続時間と日焼け止めのSPFの推定値から考えた両方の塗布のタイミングを考えるとこれくらいです。

日焼け止めと虫除け、両方を期待したいならどの商品でも数時間で塗布することをおすすめです。SPF30と書いてあるからといって、300分(5時間)ごとでは、ちょっと遅いな。

それと、長くアロマを継続させて蚊に刺されにくくするには、やっぱりこまめに汗を拭くこと。
汗と皮脂の混ざり合って酸化した臭いに蚊は近寄ってくるという説もありますからね。

塗布しなおす前に、拭いてください。
できれば、水で濡れたタオルで。

赤ちゃんや子供は汗っかきですからね。